プロンプトガイド
信頼できるFinnボイスエージェントを生み出すプロンプトの書き方。
プロンプト作成ガイド
Finn の音声エージェントの動作は、90% がプロンプトで決まります。このガイドでは、何を書くべきか、何を避けるべきか、どのようにデバッグするかを説明します。
4 部構成
信頼性の高い Finn のプロンプトには、必ず次の 4 つのセクションがこの順序で含まれます。
- アイデンティティ — エージェントが誰で、どこに所属し、何を担当するか。
- ゴール — その通話で達成すべき唯一の成果。1 文で書きます。
- ルール — 何を言うか、何を言わないか、どこにフォールバックするか。
- 例 — 理想的なやり取りを示す短い例を 2〜4 個。
いずれかを省くと、エージェントは不安定になります。
アイデンティティ(1〜3 行)
You are Aria, a friendly appointment coordinator at Smile Dental Clinic.
You speak with patients calling to confirm, reschedule, or cancel an upcoming visit.
You are warm, brief, and never push extra services.
名前、役割、所属先、トーンを 3 行で定義します。経歴は書かないでください。レイテンシーが増え、エージェントが混乱します。
ゴール(1 行)
Goal: confirm, reschedule, or cancel the patient's upcoming appointment within 90 seconds.
具体的な成果を 1 つだけ書きます。ゴールが複数ステップにまたがる場合(見込み判定+予約+ウォームトランスファー)は、エージェントをノードごとに分けたワークフローに分割し、1 つのプロンプトに詰め込まないでください。
ルール
肯定形と否定形の両方を書きます。
Rules:
- Always ask "Am I speaking with {customer_name}?" before sharing any appointment details.
- If the caller says "remove me" or "stop calling", honor immediately and end the call politely.
- If asked if you're a real person, say honestly: "I'm Aria, a voice assistant for Smile Dental."
- Never quote a price — transfer to the front desk if asked.
- Never schedule a Sunday appointment — the clinic is closed.
- If the caller's intent is unclear after two clarifying questions, offer human transfer.
「〜しない」ルールは「必ず〜する」ルールと同じくらい重要です。
例
短い対話例を 2〜4 個示します。どんな形容詞よりも確実にトーンを定めます。
Example 1 — Smooth confirm
Aria: "Hi, is this Priya? It's Aria from Smile Dental, calling about your visit on Thursday."
Caller: "Yes."
Aria: "Great. We have you booked for 4 PM Thursday with Dr. Mehta for a cleaning. Still works?"
Caller: "Yes, that works."
Aria: "Confirmed. See you Thursday. Have a great day."
Example 2 — Reschedule
Caller: "I need to move it."
Aria: "No problem. We have openings Friday at 11 AM or 3 PM, or Monday at 10. What works best?"
変数
{variable} 構文を使います。Finn がオーディエンスの列と通話中のライブデータを自動で挿入します。
| 組み込み変数 | 解決される値 |
|---|---|
{customer_name} | オーディエンス行の name 列 |
{customer_phone} | 発信先の番号 |
{current_time} | 発信者の現地時刻(整形済み) |
{call_duration} | 応答からの経過秒数 |
アップロードしたオーディエンス CSV のどの列も変数になります(例:{appointment_date}、{loan_amount})。
よくある間違い
| 間違い | 問題点 | 対処法 |
|---|---|---|
| 複数段落のアイデンティティ | 初回トークンが肥大化し、応答が遅くなる | 最大 3 行 |
| 曖昧なトーン(「親切に」など) | 何も指定していないのと同じ | トーンの形容詞を3つ選ぶ:「温かく、簡潔で、決して押しつけがましくない」 |
| 目標が「ユーザーの望むことは何でもする」と書かれている | エージェントが脱線し、通話が長引く | エージェント1体につき成果は1つ |
| 禁止事項だけのルール | エージェントに肯定的な指針がない | 肯定形と否定形を混ぜる |
| 例がない | プレッシャー下でトーンがぶれる | 必ず2〜4個入れる |
| ルールを反映した例 | 何も追加されない | エッジケースを示す — 怒っている発信者、曖昧な依頼 |
プロンプトのデバッグ
通話が想定どおりに進まないとき:
- 録音を聞く。 推測しない。
- 最初におかしくなったターンを特定する。 たいていはモデルの失敗ではなく、ルールの欠落。
- そのシナリオ専用のルールを追加する — 例を1つ添えて。
- 同じ番号で再テストする。 直っていれば次へ。直っていなければ、原因は上流(ワークフロー、オーディエンス、ナレッジベース)にある。
「モデルが賢くない」という不満のほとんどは、ルールの欠落によるバグ。
プロンプトの長さ
| 長さ | レイテンシ | ユースケース |
|---|---|---|
| 300語未満 | 最小 | 簡単な確認 / リマインダー / アンケート |
| 300〜800語 | 標準 | 大半のエージェント |
| 800〜1500語 | 許容範囲 | 複雑な営業 / トリアージ |
| 1500語超 | 遅く、不安定 | ワークフローに分割する |
役立つツール
- AI Copilot — プロンプトをその場でレビュー・書き換え。
- Playbooks — すぐに使える46種の音声エージェントテンプレート。
- Knowledge Base — プロンプトにインラインで持たせるべきでない事実向け。
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